Pleione/プレイオネ
天然の縞模様が美しいマラカイトの極上マロンカットに、ホワイトシェルの花細工を愛らしく添えたレディライクなペンダントネックレスです。
この石の名をご存じないとしたら、色彩学上とてももったいないお話です。
孔雀の羽の模様に見えることから孔雀石と呼ばれるマラカイトの驚くべき青緑の縞模様の美しさは、太古から有力者を惹きつけ、さらにその色は紀元前何千年も前から貴重な染料として使用されている、人類史上お墨付きの最も美しい天然のグリーン。
緑色の石なのではなくて、マラカイトがあって人々は緑色を装いに利用できた。人類と緑色の付き合いはマラカイトから始まっています。
顔料としては、合成顔料が取って代わった現在でも、未だに日本画の水彩などの絶妙な表現に選ばれ使われています。
日本画を代表する作品、尾形光琳の燕子花図屏風もマラカイトによって描かれています。
当作品では、それぞれ世界でただ一つの模様を持つマラカイトの極上カットのコロンとした粒を、貝の繊細な純白の絹色とコントラストを出し上品に仕上げました。
冬の優しい素材のニットに合わせれば、ホリデーシーズンの上質なコーデの出来上がりです。
14KGF 40cm ネックレス
石 約9mm
■マラカイトについて
石言葉 再会 恋の成就 お守り 魔よけ 回復 強い愛情
孔雀石(くじゃくせき、malachite、マラカイト)は緑色の単斜晶系の鉱物で、もっとも一般的な銅の二次鉱物です。
孔雀石の名は微結晶の集合体の縞模様が孔雀の羽の模様に似ていることに由来します。
マラカイトの語源は、ギリシャ語でマラーキーという植物の葉から。
孔雀石は紀元前2000年ごろのエジプトですでに宝石として利用されており、クレオパトラは顔料(アイシャドウ)に用いたといいます。当時のエジプト人はラピスラズリ(青)や紅玉髄(赤)などと組合せ、特定のシンボルを表す装身具に用いられました。鮮やかなグリーンは粉が顔料に使われることもあり、青丹(あおに)はその古名です。
おうし座の守護石としても崇められます。ロシアのロマノフ王朝時代のツァーが王女のために宮殿にマラカイトで壁を張り巡らした部屋を作らせたというエピソードや、セントペテルブルクの聖イサーク大聖堂の装飾も有名です。
緑色は人類が農耕を始めることにより定住、文明を築くことができたことから、各宗教、文化で豊穣、再生、生命の象徴の色とされますが、肝心の植物の緑は時間が経つと分解され、緑の顔料になりえません。
そのため人々はマラカイトやエメラルドを装飾に利用することで初めて緑を使用することが出来るようになります。
鉱物史、美術史、歴史と切り離せない審美的にも鉱物的にも人類とゆかりの深い重要な天然石です。
天然石 ストーン 一粒ピアス シンプル 貴石 半貴石 アクセサリー ジュエリー 秋 冬 ハンドメイド 2020 シェル 花 緑 母の日